立浪中日がオフの主役となっています。
その伸びしろを図りたく記事化です。
本来は横浜をテーマにデータをまとめる時期なのですがモチベーションが今一。
中日さんの今後を占いたくなっています。
立浪監督、難しいんですよね。
シーズン中における岡林へのアドバイスなど流石、名球会選手とも思えるのですが
21年横浜のインプットに対するアウトプット効率は過去10年でワーストでした。
最下位でしたが強かったです。
故に今期の上位進出を予測出来ました。
戦力運用面の見直す事で伸びしろを期待できるチームほど躍進し易いです。
さて中日さんは?です。
チームOPSと期待得点との乖離 過去11年でワースト評価だった2022年横浜について想う - 所持雑感
チーム被OPSと期待失点との乖離 期待値に近くなった2022年横浜について想う - 所持雑感
22年中日さんは得失点で59点悪化させています。
この悪化ぶりは21年三浦横浜が記録した過去ワースト56点を更新する数字でした。
相関係数0.95の数字をここまで続けて更新するとは思いませんでした。
チームで情報格差あるのかバラツキが近年大きくなっています。
2012~2021年までの投打合計の期待得失点マイナスのワースト5です。
2012年高木中日 ー39点
2014年和田阪神 ー38点
2017年森中日 ー31点
2018年緒方広島 ー29点
2019年緒方広島 ー28点
尚、プラストップは
2013年中畑横浜 +59点
得点圏打率.300近く穴らしい穴がない打線(残塁が少なくなり易い)、代打も良かったです。
代打良いと効率よくなり易いです。
逆に悪いチームは穴があり代打も悪くバランス悪い22年中日さんのようなチーム。
一見するとバランスが良いハズなのに打線に穴(2番に打てない打者を置いてました)を作った上に代打成績も悪い21年横浜のようなチームは得点奪えません。
後は走力。
標準以上にベースランニング評価の高い阪神さんのようなチームはOPS期待値以上の得点を上げやすく、その逆の横浜は下がり易いです。
スモールベースボールするには足が必要なのですが
その足がない横浜。
これ改善が難いです。
以下、
2015年真中ヤクルト +50点
2016年ラミレス横浜 +38点
2014年原巨人 +35点
2012年中畑横浜 +29点
尚、効率が良いからチームが勝てるわけじゃないです。
勝敗に対し相関が強いのは出力に相当するWARやチームOPSと被OPSの差分の方です。
そして特に影響するのが中継ぎ整備度。
中畑横浜はアウトプット評価は同指標で高得点を記録していますが投打の出力に課題があり中継ぎで課題(使い方が荒い)がありました。
そんな数字ですが2012年から2021年まではは大体±30点以内に収まっていたました。
その数字が21年以降その格差が2倍に広がっています。
そんな評価でアウトプット上過去ワースト評価だった立浪中日ですが21年横浜のように最下位から逆襲はあるのでしょうか?
次に中継ぎ整備、運用度と相関の強いピタゴラス勝率みていきます。
参考記事
ピタゴラス勝率に関しては中継ぎの影響が強く監督個人の相関弱いです。
参考記事
どのチームも割合似たような運用するので差が出にくい分野でしょうか?
昔と違い極端に酷使して使い潰すような運用がなくなりました。
今期の三浦横浜が比較で荒かったですが昔を思うとかなり緩いです。
ベンチ枠がコロナ特例で拡大しているのも影響あるかな。
阪神矢野監督は22年を除き、このピタゴラス勝率で常に+5勝以上を記録していましたが
ブルペン混乱するとなかなか修正効かず今期はじめてマイナス評価を記録しています。
21年高津監督も苦労しています。
以下、22年の数字ですが
1位ヤクルト 得点619 失点566 得失点+53 ピタゴラス勝率0.544 実際0.576
2位横浜 得点497 失点534 得失点-37 ピタゴラス勝率0.464 実際0.566
3位阪神 得点489 失点428 得失点+61 ピタゴラス勝率0.566 実際0.489
4位巨人 得点548 失点589 得失点-41 ピタゴラス勝率0.464 実際0.486
5位広島 得点552 失点544 得失点+8 ピタゴラス勝率0.507 実際0.471
6位中日 得点414 失点495 得失点-81 ピタゴラス勝率0.411 実際0.468
ピタゴラス勝率でみると横浜と中日の評価は良いです。
しかし来期への伸びしろでみると低いチームの方が良く代表格は阪神、広島。
この2チームブルペンが22年混乱しており
特に抑えを交代するようなチームは同数字、下がり易いです。
近年、外国人補強に関し打者は苦戦気味ですが
投手は上手く行くケースが多く修正が効きやすい。
中継ぎ外国人は補強し易い分野でしょうか?(取り合えずパワーピッチャーかつ落ちるボールがあれば良いてきな獲得方針)
その観点で行くと中日さんと横浜は伸び代少ないです。
中日さんはロドリゲス、マルティネスの二枚居る為伸びようがない分野でしょうか?
最も何気にブルペン弱いように感じますね。中日さん。
もう1,2枚欲しい感じです。
層が薄い。
数にモノを言わせたブルペン勝負に持ち込む事が難しそうな構造が見えてきます。
ここ来期、中日さん不味いかも。
左腕砂田を欲しがった原因でしょうか?
横浜の場合、ヤマヤスの今後+新外国人(今期は実質でエスコバー一人でした)次第ですが全般的に高齢化が進んでまして・・・
そのケア次第となります。
かつ今期、他チームとの比較で荒く投手運用しており反動があるかもです。
この部分における横浜と中日の両チームは改善より悪化するかもしれず・・・
危ないかもです。
特に中日危ないかも。
横浜は今期投げなかったクリスキーいるので
この人が通年通して期待通り投げれるかでマイナスを防ぎ易いです。
その運用を改善できるかがポイントになってきます。
横浜のチーム防御率が良くなり易かったのは三浦横浜の新方針が消化不良だった事でした。
22年改善し標準レベルのアウトプットになっています。
打撃に関しては走力必要な野球をしている為、改善が難しく・・・
むしろ押し下げるような野球をしています。(チーム編成と作戦の不一致)
石井コーチが2,3年ファンには我慢して欲しいと呼びかけていた為変わらないとみるので
このまま。
後は出力に相当するWARやチームOPSが向上するかですが
選手年齢的に難しい時期になっています。
オースティンの肘の再出術がなければって感じでした。
もっとも他チームも万全でないので頑張れるかもですが・・・
一方、表題の立浪中日ですが
なんとかなるだろう?ならないかもしれない二遊間は置いておいて
有力な中軸を一人補強できれば得点の少なすぎる岡林や大島の得点力上げられるハズです。
伸びやすい構成にはなっています。
22年中日は最悪のアウトプット効率なので改善し易いんですよね。
22年岡林の得点はリーグ15位の58得点です。。
村上と首位打者を争った大島に至っては48得点です。
岡林の本塁打を除く生還率は27%。
大島の生還率26%。
桑原が37%。
ヤクルト塩見が46%。
塩見ほどとは言いませんが1番打者として一般的な数字である35以上まで改善できると
+20~30点改善期待できますから現実的な数字でしょうか?
その為にも近年補強が難しい外国人野手をどうにか・・・
補強できるんですかね(;^_^A。
他は立浪監督の評価が悪い木下のリード。
今期、遠征二日目(ドーム初戦終えてから二軍へ)、リードを見直して来いと二軍に落していますが
これかなりの異例の処分でして立浪監督のいら立ちの強さ、木下への低評価を覚えます。
三浦監督も監督初年度に遠征先二試合目に二軍から高城を呼んでいきなり先発マスクを被らせるなど激怒していた時期がありますが
よく似ているというか
今期も初回に異例の前進守備を両監督ともに敷いて試合を壊すなど短気なんですよね。
勝気な采配が多いです。
闘将星野よりの監督と三浦を評していますが立浪監督も近いモノを感じます。
横浜もラミレス→三浦、新沼コーチになった際にLOB率が悪化しましたが今期も序盤相川コーチになったことで悪化した可能性があります。
開幕前に懸念記事を書いてましたが
データの取り扱い、癖に関してバッテリーコーチ変わると下がる場合があります。
中日も似た事が起きていた可能性があり来期、数字良くなるかもですが
木下が一人で出ずっぱりですと限界あり
中日さんが捕手を補強ポイントでおいて理由のようです。
第二捕手の市場価値が上がっています。
横浜と違い中日さんの投手面における非効率性(打撃に比べてマイナスは半分以下ですが)は改善するか不明です。
改善ポイントして大きいのは打撃面に非効率。
走塁、犠打、併殺などを含むRC(期待得点)で過去見た事がない数字を22年中日は叩き出しており
修正し易いのは
このー85点の方で(どれだけ非効率だったんですかね。流石にここまで数字悪いと監督にも問題あった気がしますが)
この修正が立浪監督に出来るか次第になります。
監督と言うより選手が居るか、否か大きいですが
個々の選手が打てないと
この選手パスで四球攻めされて終わります。
ビシエドが苦労し続けていますが野球は周辺を攻略すると無理して勝負する必要ないです。
広島鈴木も苦戦していましたが後ろが弱いと打てなくなり易いです。
四球でもおkで厳しいコース攻めてきますから打てないです。
これ、このまま岡林や大島の得点力アップ(低生還率の改善)にも通じます。
ここを改善できないと来期も最下位かなぁ。
阿部を放出していますからより悪化するシナリオもあり得ます。
石川ら期待の若手次第です。
21年の横浜程、翌年の上位進出を中日さんに関して確信をもって語れません。
仮定が多く読みにくいです。
長期低迷シナリオも現実的なシナリオになり始めています。
だろう運転に近くリスクヘッジ上最悪でしょうか?
それでもロマンを感じるので面白いです。
期待は無限大です。
横浜の場合、編成次第で優勝をっと感じますので
だろうでなく私個人はリスクヘッジを効かせた編成を望みます。
そのリスクヘッジ上、京田の加入は大きいです。
横浜の場合、遊撃と捕手が弱く中でも遊撃のバランスが悪化しており森を使わざる終えない状況でした。
参考記事
2022 ゴロが多くなった森の打撃成績変化に想う - 所持雑感
引用
21年の期待先行の一軍帯同もどうかな?っと思いましたが
編成状況が森の成長を待ってられない状況になっています。
っと書いてましたが
森を使わざる終えない編成状況から京田と森を選べる編成状況になりました。
チームとして大きいです。
その対比で言うと中日さんは○○さんを使わざる終えない編成状況。
それが前向きに思える。
面白いもんです。
前向きに思える理由はオースティン、ソトが三浦横浜に不要と書いていた21年の記事の理由が一点。
本来、そういう迷いを与えない為に編成は調整すべきで
その癌は外国人野手なわけですが
三浦の野球観に反するソトとオースティンを残留させている時点で三浦を苦しめています。
リフォームって難しいんですよね。
その前の設計思想に対する理解がないと最適なリフォームできません。
その設計思想に対しネガティブな人が指揮をとったら作り直したくなります。
勝てる戦力があるので腹を決められない。
オースティン、ソトが居なければ状況変わっていた可能性ありますが
編成の過誤を覚えます。
三浦を監督にするなら、ソト、オースティン不要です。
それとの比較で立浪監督のしている事はリフォームでなく建て替え。
勝てるかは知りませんが分かりやすはありますね。
横浜は結局、リフォームを選択しソト、オースティンを使いこなす事を選択しています。
結果、出力は高くてもやりたい野球と噛み合わない。
筒香戻ってきたらどんな打線組むんですかね。
オフに肘の再手術したオースティン夏まで戻って来れない?かもでソトの契約(23年まで)もあり筒香の復帰を編成本気で仕掛けているような気も。。。
戸柱に続く捕手育成状況が芳しくなく年下の嶺井が流出してしまいましたが
選手年齢的に横浜の旬、猶予あまりないです。
選手出場割合における年齢平均でみると横浜がセで最も悪いんじゃないんですかね。
要調査項目です。
牧居なかったら凄い事になっていたでしょうが・・・