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今回は長くなったのでチーム成績のみ
21年に前向きな最下位を予測していました。
予想①、横浜の最下位からの上位進出。
2022年戦力予測 21.12.17 既存戦力でセ、トップの横浜に思う - 所持雑感
引用
今の想定では下振れになる可能性が高いです。
高いですが最下位からの上位進出で三浦長期政権の下地が出来るかもです。
打撃面は予測通り下振れ。
そして期待通り最下位からの上位進出を三浦横浜は果たしています。
横浜出身の日本人OB監督としては一番成績良かったのかな?
また予想と違い残念ながらオースティン故障、東が不調だったことで既存戦力トップとなりませんでした。
それでもチームOPSと被OPSの差分でヤクルト並みの戦力を記録しリーグ2位となっています。
既存戦力でトップを予想した通りのシーズンでしたが惜しい。
参考記事
但しチームWARでみると横浜の数字は低く。
チームOPSと被OPSの差分上WAR+40勝ほど期待できた状況と乖離が生じてしまっています。
チームWARと勝利の相関は0.90ほどあり同様にチームOPSと被OPSの差分も0.9ほどある極めて相関の強い数字がズレた原因の推計を見る事で23年シーズンの横浜がみえてくるのですが
時間無く後回しにしています。
攻撃面ではチームOPSで評価してない足が横浜にない。←WARでは評価
小技面など。
最も、
それらスモールベースボール的な数字を評価してないのがOPSです。
チームOPSと得点の相関は0.95を超えており大きく差がないのが過去のデータにおける知己。(得点の95%がOPSで説明できるとでも考えてください)
最近、妙に走塁能力優れたチームが得点増やしてまして時代も覚えます。
(効果的な走塁を昔との比較でしている?)
そしてWARに強い影響を与えるパークファクター補正(チームOPS-被OPSは影響を受けない)が横浜球場で変化してしまった可能性が高い事もありそうです。
またWARでは評価され難い三浦野球の特徴もあってチーム被OPSの割に評価されてない可能性があります。
②、WARでは評価され難い打たせて取る野球(チーム被OPSでは評価される)。
③、投手側におけるファーストライク戦術で奪三振率が減った(相手が打ちに行く)
などが影響してそうです。
投手WARの計算の元となるのは奪三振力と与四球率、被本理打などですが
チーム奪三振率(9回なげると幾つ三振奪えるか)が
20年 8.02
21年 7.62
22年 7.38
と三浦政権以降、順調に低下しており方針の浸透具合を覚えます。
ゾーン中心に攻めたら相手も打ちに行きますよね。
早めに決着つくので与四球率も21年BB/9:3.32→22年:2.88と0.5弱も改善しています。
但し22年シーズンは投手有利なシーズンであったので与四球率のリーグ平均が21年の3.04→2.70となっており横浜が22年に記録した与四球率は未だリーグワーストなので解釈に注意が必要です。
むしろリーグ全体で投手の奪三振力が向上した事により早めに打者が勝負してそうな傾向がみてとれます。
結果、打てる投手と打てない投手で二極化しているのかもしれませんね。
横浜投手個別で見ると追い込んだ後に課題(三振を奪う球がない)がある投手と三振奪える投手で成績差がある状態となっています。
全般的に配球の難しい投手程(追い込んでも打ち取れない)成績悪化している感じです。
代表格がゴロボーラーのロメロで三振奪える球がなかった事で大きく成績を落としてしまいました。
相手も慣れたのもあったかなぁ。
シュートボーラの多くが苦戦しています。
シュート系ボールだけ平均でみるとマイナスを記録しており、その使い方には注釈必要となっています。
ないよりあった方が良いですが対になるボールが弱いと打たれ易いボールがシュート系です。
参考
2018年の記事ですが
この傾向変わってないです。
引用すると
昨今ある意味では流行のシュート(ツーシーム)はゴロを打たせることができる反面、最も被打率の高い球種でもある。
です。
使い方に注意が必要な球種でしょうか?
21年シーズンは後半から捕手と紐づけし前年の方針(ボール球を上手く使う)で成績戻しましたが
22年はゾーンで攻めろを徹底(前年より慣れたのも大きい)しており山本とロメロのコンビは解体するに至っています。
成績向上を望みにくいロメロは22年でチームを離れ山本は打撃不振もありましたが配球面でも大きく後れを取り序列落しています。
参考記事
OBでなくライターにここまで手ひどく批判されるのも珍しく私も記事上山本を評して
未だ彼、経験不足の捕手なんですよね。
それ故に今は未だ痒いところに手が届くような事があまりできません。
この痒いところに手が届くのが伊藤、嶺井、戸柱。
その三人と山本で差があり序列が大きく変化しています。
ゾーンで攻め切るのって難しいんです。
相手もファーストストライク狙ってきていますから。
その難しさを伊藤、嶺井、戸柱ら経験豊富な捕手陣がいたとは言え一年目からアジャストしてきた相川コーチは有能側と思います。
三浦監督も自身の経験を先発投手陣中心にレクチャーしているようです。
今永など大分エースらしくなりました。
ラミレス時代は子どもぽい先発(全般的に若い上に三浦引退した2016年以降先発陣のリーダーが不在。)が多かったですが随分空気感変わりましたね。
21年シーズン開幕でもゾーンで攻める野球について書いてました。
引用
勝負しろ、逃げるなは三浦監督の野球哲学のようなモノで短期的に結果でなくても長期的には結果出しやすいとみています。
今の所マイナスが大きく要所で失点していますが気持ちを全面に押し出す事自体は否定し難いです。
ラミレス時代は大人の配球し過ぎて面白みがないというかセのドレスコードに則り四球おkの配球が比較で多かったです。
今の横浜は全般的にゾーンで攻め続けています。
この野球、ラミレスの言うファーストストライクの投手版です。
不慣れであるとは評してましたが方向性、それ自体は当時も否定していませんでした。
21年総括でも投手側に関しては心配していませんと書いています。
課題は攻撃面。
難しい野球を目指して研鑽しています。
投手面における非効率性(疑似残塁率と呼ばれるLOB率がリーグ平均並みになった)に関して横浜は大きく改善しましたが
未だに打撃に関しては大きなマイナスとなっています。
これがリーグ平均並み(ランナー出した後の挙動が宜しくない)になると+50点ほど得点増えますので要注目です。
最近、感覚麻痺して来ていますが三浦横浜が記録した期待値-50ほどはかなり悪い数字であった事を明記しておきます。
もっとも21年と違い1番が機能しているとは言えなかったので22年は比較で改善しているとみています。
1番が機能していて得点圏打率リーグ最高で記録した21年の期待値-50はほんとどうしようもない酷い数字と考えてください。(もしくは走塁面が酷い)
打撃面における方向性に関してはモノ申したいです。
がチームもわかっているので試行錯誤しています。そこまで意固地ではなくなりました。
投手側同様、打撃面も効果の確認こそ数字上見えませんでしたが前に進んでいます。
全般的に22年6月以降(伊藤が再昇格した時期に重なります)と以前で野球が変化したと感じる横浜ですが
同じような感じで野球すれば勝率.500程度で戦えるでしょうか?
オープン戦など通じて予想変わるかもですが現状、Aクラスを十分伺える状況とみています。
ライバルも万全でなく優勝も狙える状況?と期待しています。
去年、オースティンいて三浦監督政権3,4年目ぐらいなら予測通り高い可能性で優勝していたと思うのですが惜しい。
オースティン不在でももっと激しく戦えたと見ていますが野球が浸透していませんでした。
石井コーチが言う2,3年待ってくださいという野球です。
投手面は大分浸透しましたが打撃面は未だ未だでしょうか?
また、シフトの多用を止めたり戦略室と綱引きをシーズン前半していたのも響いた感じです。
その対応でシーズン後石井コーチを総合コーチから打撃コーチ専任とし相川を作戦コーチとして権限を明確化しています。
首脳陣に関しては成長(試行錯誤の果てにいい塩梅をみつける)を覚えるシーズンだったと感じています。
シフト自体、牧らの打撃技術向上や守備力向上を考えると止めるはありなんですが
23年はどうするんですかね。
因みにヤクルトはシフトたくさんしています。
関連記事
21年と違い2番適性のない森や知野を2番で起用(起用頻度減りました)しなかった三浦横浜。
したいを優先するあまり勝てませんでしたが
時が。。。ない感じです。
今期逃すと短期的には戦力再編期突入なりそうな予感あります。
今期もこのまま行くと昨季同様、戦力上混戦でしょうか?
参考記事
混戦と評価していた21年以上に2022年の格差は縮まっています。
そして22年シーズン既存戦力上、もっとも素性の良い阪神さんの監督が岡田監督になりました。
解説を聞いていた範囲では通用し難くなった昔の野球をしそうです。
中日の22年シーズン予測上、立浪監督という時点で最下位予想しており同様な事が起きるかも?っと予測しています。
もしくは古い野球と言えど戦力上位で走り抜けるか・・・どうも抜けてそうなんですよね。阪神さん。
矢野監督継続で外国人の野手補強さえ上手く行けば阪神さんが不動の軸予想でしたが
読めなくなりました。
混沌としています。
チームOPS-被OPSの差分で+0.006のヤクルトが昨年リーグ優勝しました。
ヤクルトさんの独走優勝でしたが数字的には差がなく脆さも覚えるシーズン結果。
同数字で過去ワーストは2015年ヤクルト(真中監督に高津投手コーチ)が記録していた+0.004。
ヤクルトさんの試合巧者ぶりが目につきます。
因みにチーム戦力運用実績(チームOPS-被OPS評価)でヤクルト高津監督は過去ベスト監督となっています。
戦略の劣勢(チーム編成)を戦術(運用)でどこまで覆せるか不明ですが
ここまで引き上げているチームも珍しいです。
そして
その裏で下手くそがいる。居ないと運用上差がつきません。
過去の数字上、ここまで差がでなかったのですがチーム間格差が凄まじいです。
皆が皆似たような野球していた時代と様変わりしました。
情報格差、運用力で差が出ています。
名将と呼ばれる故野村監督時代はここまで差がありませんでした。
あの野球を弱者の野球と評しているのは間違いです。
江本も評していますが強いチームが当たり前に勝つ、隙のない野球が野村ID野球の特徴です。
勝つべくして勝つ野球。
森管理野球、西武のような野球を野村ヤクルトらはしてまして。
森氏と野村氏は互いに評価していまたが
リスクを負わない野球と評しても良いかもです。
故にリスクを負う谷繁配球を故野村氏は強く批判していた時期がありました。
結局、谷繁は野村の批判を実績で黙らせています。
そういう時代と今は一線を画している感じでしょうか?
高津監督の実績凄いです。
尚、過去、同評価で高評価だった原巨人の評価が第三次監督就任以降芳しくなくマイナスを記録しています。
高津監督の評価が良いので誰かがマイナスを記録する必要があります。
野球の質の変化も覚えます。
故に戦力上リーグトップ予想の阪神岡田監督の評価を下げており予測が混沌としています。
矢野監督継続ないし藤川新監督&ラミレス打撃コーチコンビの阪神なら優勝予測していたかもです。
コーチ就任要請された藤川は引き続き閣外から阪神見守るようですが まぁーそうですかね。
飛ばし記事でも書かれいますが岡田監督と藤川では野球観が違い過ぎます。
タイミング合いません。(そんなにいつまでも阪神さんが強いわけではない)
矢野さんは相手が高津監督でなければ優勝出来たと思いますが22年で退任しました。
かなり各所で批判されていましたが気の毒には感じます。
批判され易い言動に行動しているので実績が評価され難いのは気の毒でしょうか?
ラミレスが監督に戻っても前と同じ野球していたらダメな感じです。
より高度化している印象です。
各チーム上手く研究し分断してきています。
結果成績の割に得点奪えない、失点増えるているのでは?と見ています。
今は選手もですが監督も大変です。
アナリスト寄りの情報解析能力が監督に求められ始めていますが
そんな現状をMLB例に紹介した記事を書いたのも5年前ぐらい?
今はより深化している印象をもっています。