チームOPSと期待得点との乖離 過去11年でワースト評価だった2022年横浜について想う

aaakkkaaa.hatenablog.com

 

昨年は過去10年でワーストレベルという得点効率でした。

原因としては連載している通りしたいで行われた野球。

現実と理想で苦しんだ一年。

得点圏打率リーグ一位で21年のリーグワーストの非効率を記録するなど何とも苦い数字になっております。

原因として

打てない俊足巧打の2番打者。

aaakkkaaa.hatenablog.com

昨年の打線は点にされており得点奪いづらい構造になってました。

特に2番適性不足で実力不足な森や知野が起用されたのは宜しくなく・・・

21年に3割打った桑を活かしきれてない結果となっています。

桑が出塁しては知野が凡打し自滅する様はみていて苦痛以外の何物でもなかったです。

 

これは知野だけでなく進塁打を意識するあまり駆け引きにならずランナー一塁で打てない打者が多かったですが

aaakkkaaa.hatenablog.com

aaakkkaaa.hatenablog.com

 

開幕前の記事で

aaakkkaaa.hatenablog.com

 

21年の反省に基づきいい塩梅を目指して野球していた横浜です。

さて、今期はどうだったんでしょ?

 

 

チームOPS

1位 ヤクルト 0.728  得点619  チームOPSから期待される得点621

2位 巨人 0.701  得点548  チームOPSから期待される得点569

3位 横浜 0.686  得点497  チームOPSから期待される得点540

4位 広島 0.673  得点552  チームOPSから期待される得点515

5位 中日 0.642  得点414  チームOPSから期待される得点456

6位 阪神 0.638  得点489  チームOPSから期待される得点448

 

期待得点と実際の乖離

1位 阪神 +41点  過去11年のサンプルで歴代1位の数字

2位 広島 +37点  22年阪神さんに準ずる効率 歴代2位

3位 ヤクルト -2点   結果論で言いますと打線バランスが昨年ほど良くなかったです

4位 巨人 -21点   かなり悪い方

5位 中日 -40点   過去11年でワースト3位、昨年の横浜を超える悪い数字

6位 横浜 -43点   歴代ワースト1の数字 

 

去年の横浜は乖離-29点でしたがさらに数字が悪化しました。

昔の数字(効率性)は大よそ±25点以内に収まっていたのですが今は1.5倍超ぐらいに格差が広がっています。

運用面で割合、皆さんが同じ野球をしていた時代とは違う感じです。

第三次原巨人になって昔と違い効率が落ちていますが日進月歩で野球変化していそうです。

ラミレスが監督に復帰しても師匠筋の原巨人同様苦戦するような状況に感じます。

それぐらい今の監督さんは大変なのかもしれませんね。

そのラミレスが同数字で記録したMAXが9番倉本で物議をかもした2017年の+26点

この数字、当時の記録しては傑出していたのですがちょっと言う数字を昨年来各チームが記録しています。

その数字がより広がりそうな予感があります。(もしくは従来に倣い他のチームも模倣して格差が縮小するか

 

打線で非効率な部分は投手側で効率的に失点を抑えてるチームがある証左となります。

性質上、OPSと被OPSの期待得点の加算はほぼ0に近づくのですが

昔との比較で差が大きく振れが拡大傾向に感じます。

得点で大きな利得を生んでいるチームがいる以上、大きなマイナスを背負ったチームが投でもいる可能性があるわけですが

そのチームは何処でしょう?

 

優勝したヤクルトさんは打でマイナスを記録しています。

チーム力的に得失点0近傍になるハズのヤクルトさんが実際の得失点で+63点と大きな差を作っていますが

投で大きな利得を生んでるのは高津ヤクルトなんでしょうね。

昨年の捕手中村に続き、このチームはホント野球が上手いです。

計算するまでもなく過去11年のベストを記録してそうです。

 

因みに、効率の良い野球をしている=勝てるわけではないのは今期の広島さんや阪神さんの数字で理解してくれるかと思います。

効率性だけでは優勝に向けた十分条件になり得ません。

バランスが重要です。

 

さて、

過去11年でワーストを記録してしまった22年横浜ですが

aaakkkaaa.hatenablog.com

にも書いています通り

column.sp.baseball.findfriends.jp

 

協力打線にはなりましたが

破壊力が低下しており得点効率落ちています。

原因は概ね中日さんと同じくしますが

データ野球の深化で打線を上手く寸断されていた可能性もあり何ともな数字となっています。

序盤対広島戦で分析記事を書いてますが投打で横浜は広島さんにやられており、あの爪痕の影響が色濃く残った面もあるかもですが横浜のチーム方針が仇となっています。

 

この逆が横浜における対中日戦で中日がチーム成績以上に低迷した原因に対横浜戦が関与してそうです。

 

そんな横浜が

まさか中日さん以上に酷いとは思いませんでした。

勝っていると気づかないもんですね。

 

消化不良と言って良いアウトプット結果でしょうか?

ただ、横浜が目指す一点を奪う野球で勝てていたのも事実で(その割に一点差勝敗負け越している不思議なチームなんですが、この辺後述する予定)

 

バランスとれればヤクルトさんのような野球が出来るかもしれないです。

今は道半ばです。

この道半ばにも関わらず礼さん記事をみると違和感を覚えます。

 

おそらくチームも手応えと伴に改善点(難しい野球です)を覚えたと思いますので来期に期待したいです。

昨季ほどしたいで野球してないハズなんですが

結果としては悪化しました。

 

インプットとアウトプットの関係ですが

アウトプットの効率が悪くてもインプットが多ければ問題解決できます。

個人の成績上がれば得点(アウトプットが大きくなる)増えます。

 

インプット50でアウトプット55を目指すよりインプット100でアウトプット90(非効率の下限10%)を目指した方が得点増え易いです。

 

22年終盤にかけて横浜の各打者強く振ってましたが(引っ張りの打球増えました)

いい塩梅を目指していると思いますので期待しましょう。

インプット増える打撃をしていました。

 

今期のチーム状況で得点効率で下限を超えてくるとは思いませんでしたが

さて何が原因なんでしょう?

去年よりは良い野球していると思ってたんですが

余力あれば昨年と同様分析記事連載します。

 

強いて言うなら1番の出塁率.300切るなどリーグ最低なのと

アウトカウント悪い状態での出塁が多かった事かもしれませんね。

去年ほど采配が原因とは感じず戸惑う数字です。

 

尚、シーズン途中の評価では

aaakkkaaa.hatenablog.com

6月より悪化してまして

先の記事に書いている通り得失点が本来ならプラスになるチーム力が横浜にあったにも関わらず-37点を記録した原因のほとんどは打線にありそうです。

 

最も、

インプットとアウトプット関係が悪くても勝てば良く今期の横浜は間違いなくプラス評価なんですが

ここまで効率悪いとは思いませんでした。

 

次、チーム被OPSと期待失点の関係に行きます。

 

チームOPS、被OPSでみた22年横浜 ヤクルトと拮抗していた横浜について想う その序論

チームOPSの差分でみると今期、横浜はヤクルトに比肩する戦力がありました。

走塁能力で両チームで差があり、その走塁能力をみれてないチームOPSでは限界ありますが

それでも相関0.9ほどありWARの0.93(最近、手直しているのでより相関近づいているかもですが)には負けますが近い相関があります。

チームWARでゲーム差+4弱ほどの差があったかもと類推していますが数字知らないのでチームOPSを使用します。

 

そんなチームOPS-被OPSの差分でヤクルトと横浜の差はわずか0.001

 

ヤクルトチームOPS0.728-被OPS0.722=+0.006

横浜チームOPS0.686-被OPS0.681=+0.005

 

チームOPSと被OPS、個々で期待される得点相関は0.95ほどありズレは上下にあって±2.5%ほど。

差分でみた得失点相関で見ると0.90の数字となります。

2021年に、この下限を記録したチームがあり

それが横浜で、その逆がヤクルトさんでした。

その数字の性質上、誰かが非効率を極めないと期待得失点のブレが産まれません。

故に、大きな差が産まれなかったのですが近年大きな差になっています。

 

戦力(インプット)を運用する事で得られる得失点(アウトプット)をセイバーでは運不運で解しますが

±5%となると10%ほどの差が出てまして。

運不運とも言い難い状況です。

戦力運用自体模倣可能ですから、一般的にここまで差がでません。

でないので過去は±2.5%ぐらいで収まっていましたが異質な状況に感じています。

 

参考記事

aaakkkaaa.hatenablog.com

 

OPSの差分で0.001というのは得失点で+3あるかどうかです。

ほぼないというレベルでしたが優勝できませんでした。

そしてゲーム差で8と大きな差をつけられています。

 

原因は?2点あると分析しており

 

チーム首脳陣が今期発した言葉。

『2,3年我慢して欲しい』に象徴される今期の位置づけの差

優勝を大目標にシーズンインしていたチームと2,3年後を意識していたチームでは得られる結果に違いが出やすいです。

チームが今期を目標にしてなかった事にはイロイロ彼らなりの事情があります。

 

シーズン中に試合前の全体練習を課したり、牧の2塁でのフルイニング出場。

目線が短期でなく勝つ事以外を目的にシーズンを送っていた横浜です。

目の前の一勝でなく先々の勝利。

だから今を我慢してくださいとチーム首脳陣が呼びかけていたわけです。

 

昨年のドラフト総括でも書きましたが大卒投手も含め2~3年後の選手達に感じ今年の選手に感じませんでした。

主力野手、投手の年齢見て分かる通り横浜は世代交代期に横浜入っています。

入ってるが故に次世代を意識したドラフトになるのですがこの辺はしょうがないですかね。

 

一方で昨年あれだけチーム方針に振り回されていたにも関わらずチームは強かったです。

その強さを全面に出せば勝てると思ったんですが・・・

昨オフの宮崎らの契約をみると優勝を意識してなかったわけじゃないとは思いますがもう少しでした。

 

参考記事

aaakkkaaa.hatenablog.com

因みに

宮崎残留に失敗しますと今期がピークになりかねない部分あります。

今期、本当は強かったです。

っと評していましたが

結果的に宮崎不在ですと2021年がチーム戦力トップだったかもしれず・・・

これが今の横浜の難しさであり編成が中長期的な視点に軸足を置いている理由と推察しています。

チームOPSの差分+0.006で優勝しちゃうような状況です。

昨季に引き続き混戦と言って良く新戦力次第でリーグの状況が大きく変わりそうです。

 

 

そして横浜が優勝を逃した理由の2つめ。

高津ヤクルトの戦力運用が上手過ぎました。

今期の三浦横浜自体、投打で統計上の下限を突き抜けた昨年と違い一部の数字でプラスを記録しており、

ピタゴラス勝率でみた数字で特に大きな利得をあげていますが

 

その上が今期の高津ヤクルトです。

高津ヤクルトはピタゴラス勝率でなくチーム成績でみた期待得失点で大きなプラスを記録している可能性あります。

5月中におかしいと記事で書いてましたが

凄かったですね。

まさか二年連続でこんなアウトプットを出すとは思いませんでした。

その陰で酷いアウトプットを出している球団がいるわけですが・・・

 

過去10年でみると戦力外をセで最も獲得している球団がヤクルトです。

過去10年で最も最下位になった回数が多いのもヤクルトさん。

育成上手く行ってなく層が薄いです。

コアとなる選手育成には定評ありますが厚みになってなくアクシデントに弱いです。

そんなヤクルトを2年連続で優勝に導いたわけですが

おそらく昨年に引き続き過去70サンプル弱で1位に近い結果を出しているかもです。

参考記事

aaakkkaaa.hatenablog.com

 

インプット(選手個人成績)に対するアウトプット(得失点)が今期も優秀でした。

2年連続で上位にランクインしますが

こんな監督さんいません。

 

情報の非対称。

昭和王道野球と、その先に進んでいる球団で戦力運用に差が出ている感じです。

 

データ集積と分析、対応が近年凄いと感じています。

野球をデータ(統計、セイバー)でなく科学(因果)で分析し始めていますが

新時代でしょうか?

故に、育成が各チーム滞り気味なのかもしれませんね。

 

良い記事、見つからないですが

取り合えずで

ameblo.jp

 

統計から分析するのと科学的根拠を元に分析するのでは答えが変わる可能性があり最近の野球の指導分析は科学的側面で分析するようになってきていますでしょうか?

 

統計と開発に関わっている人だと直感でわかると思うのですが

所謂、統計は雑多過ぎまして因果ではないです。

疑似相関と言われる誤りを導いてしまう場合ありまして注意が必要です。

 

 

最近はビッグデータ全盛で統計から何かを見出すような技術がもてはやされ始めていますが本来は科学(因果)が主体。

統計は補完資料です。

 

 

結果、地頭の良さが求められ始めていて、この辺が大卒、社会人経由(入団時24歳)の選手が活躍する理由かもです。

 

横浜宮崎、大貫・・・阪神の伊藤、中野、西武源田(他たくさん)らがそうですが

高卒、大卒でドラフトにかからず社会人に入って評価をあげてドラフト指名される選手が過去との比較で近年活躍しています。

 

時代を覚えます。

 

full-count.jp

引用

「真っすぐのキレ自体は、ルーキーの時(2016年)が一番良かったと思いますが、当時は何も考えずに投げていた。今は体の使い方がわかってきましたし、それを言語化できるところが強みだと思います」

 

この言語化できる能力と言うのが地頭の良さの証明かもしれません。

昔はここまで言語化しなくても良かったのかもしれませんが

 

尚、

あの戦力運用結果で三浦監督を評し名将になるかもしれないと評していましたが

ここが今オフの連載記事の終着点予定です。

 

改めて言語化していきます。

この理由があるから今期の横浜の躍進、昨年の低迷は三浦監督によるところも大ですがV字回復に繋がったと考えています。

 

昨年の横浜はチームOPS-被OPSの差分で-0.008。

得失点期待値でみると-5ぐらいでホボ5割の成績を期待できましたが昨年は大きく負け越しています。

今期は+0.005で あの勝率です。

そして本来プラスを記録すべき得失点で-37。

得失点で+を記録するべきチーム成績でしたが大きなマイナスを記録しています。

にも関わらず、この得失点で2位、勝率.518。

 

今期は昨季よりプラスが多いですが得失点-37。

期待得失点とのズレが-45ほどありチーム首脳陣の言う、後2,3年待ってくださいの原因だったかもですね。

 

 

 

 

9/13セ RCランキング(得点期待値)と実際の乖離に関して

非効率なチームの特徴としては

1,犠打が多い

2,進塁打が多い

3,得点圏打率が低い

4,打線が切れている、線でなく点にされる

などなどあります。

 

使う数字はチームRA。

打撃成績から期待される得点力です。

 

 

9/13までの数字

チームRCランキング

1位 ヤクルト 580 実際567

2位 巨人 546 実際518

3位 広島 489 実際511

4位 横浜 471 実際445 乖離-26点  期待得点に対する比率94%

5位 阪神 458 実際457

6位 中日 435 実際367 乖離-68点  期待得点に対する比率84%

 

aaakkkaaa.hatenablog.com

 

当時、横浜と中日が傑出して悪くシーズン記録のワーストを更新するペースでしたが横浜は回復しています。

横浜が5/31まで記録していた数字は-10%(過去ワーストペース)でしたが-6%程度まで戻しています。

-6%も悪いのですがチーム方針未消化なのを承知していますので好意的に書ける部分もでてきます。

 

改善ポイントしてはいろいろありますが代表的な人としては桑。

aaakkkaaa.hatenablog.com

当初、積極打法を封じられてましたが(球数稼ごう)

不振に対応して積極打法になっており成績が回復気味になっています。

 

初球打ちが当時

初球打ちが減りました。

昨年、571打席中71打席が初球打ちでしたが

今期、68打席中3打席しかなく比率でいいますと昨年13%あったものが今期4%と激減していまいます

でしたが

現在、457打席で54打席と11%となっており打撃アプローチが別物になっています。

 

この辺、昨年と違いチームが意固地でなく

去年はチーム全体で球数稼げで苦戦していたのですが(4月)

今期は個別指示になっており特に1番と言う事で桑に指令が出ていた節を覚えますが

途中から普段通りになっています。

 

桑の打撃スタイルが戻るぐらいから、他の指標も改善しており柴田が当てに行く打撃から引っ張り気味になるなど現状に合わせた打撃傾向が多くなっています。

 

打てない2番打者を昨年との比較で配置してませんし彼らの目指す野球に合わない足の遅い佐野の1番抜擢など動いてはいました。

続きを読む

DeNA・石井琢朗(野手総合)コーチによる意識変革によって起きたかもしれない得点力低下の可能性について思う

column.sp.baseball.findfriends.jp

 

協力打線にはなっていますが実はチーム成績から期待されるほど得点が増えてなく減っています。

連勝街道を突き進んでいた8/20のシーズントータルの数字で-13%ダウン。

 

この辺が難しいのですが

 

桑原が出塁(四球)を意識するあまり積極性が失われ深刻な不振に陥っていたのは報告している通りですが

結果としてはでてないです。

aaakkkaaa.hatenablog.com

 

ピタゴラス勝率でみると横浜の数字は優秀です。

チームWARの割に勝ってもいるかもですが(調べていません)

 

チーム打撃成績の割に得点が増えているか?というと増えてなく

実は未だ良くないです。

この辺はシーズン終えてからまとめて書きますが(多分)

 

チームOPSから期待される得点から-10%ほど得点力が下がっています。

また、振り切らない打撃をし過ぎていた影響(柴田らがいい例ですが)で長打力が横浜は低下しており暫く本塁打でてない時期があり

 

昨季ほどではないですが

aaakkkaaa.hatenablog.com

 

今期もチーム力を下げる原因になった可能性があります。

 

但し、チーム方針によりチームの打撃成績が押し下げられていた可能性をチームも知っていたようで

途中から打撃方針が緻密だけに偏る打撃方針になってなく四球数リーグワーストが示す通り

ベースはラミレス時代に近い打撃方針になっています。

 

これ別にラミレスとか言う話でなく当たり前の話で(打者有利なカウントで勝負しないと成績悪化し易いです

その当たり前を無視した野球をしようとしていた結果戦力あるのに最下位になり過去10年でワーストの非効率野球をやった経緯がある事で修正早かった可能性ある横浜です。

 

その非効率性を戦略室か石井コーチが修正してくれた可能性あります。

 

結果としてみると道半ばです。

道半ばにも関わらず成功例として捉えるのは成果を観測しきれてないからで確かにチーム打撃は多くなりましたが

それが必ずしも得点増加に結びついてないのを解説者は勿論の事、横浜ファンの多くは理解してないとは思います。

 

成功例は記憶に残りますが

バント成功する事で得点が減少している可能性を観測するのは難しいです。

横浜の場合バントが多いわけではないのですが(ヤクルトよりは多いです)

何が今期の根詰まりの原因になかったか?は自分なりに言語化する予定です。

 

去年のように得点圏打率リーグ1位で過去10年でワーストの得点効率とかでないので分かりにくいかもですが

今期レベルだと運不運の部分も大きくなってるくるかも?です。

 

チーム成績の割に得点が増えてる、減ってるとを言語化している解説者、ライター少ないです。

細かな野球で得点した成功例は記憶され易いです。

一方でアウトカウントを献上してランナーを進めることで押し下げている可能性に関しての議論が足りてないと感じています。

 

だから去年の横浜や今年の中日ようなチームが存在するのですが

今期は何が根詰まりの原因になったかオフに気が向いたら記事化します。

 

昨年ほど酷くはないですが

目指す野球が難しいです。

石井コーチが成績低迷を2,3年我慢して欲しいと呼びかけていた背景でしょうか?

 

ソトや広島田中、巨人中島などあるレベルの技術がある選手の再生、育成には実績あるのですが

この野球が難しく、その欠点を石井コーチも理解しているので自分の指導が誰にでも嵌らないと評していますが(選手に出会うと評しています

 

森など石井コーチに合わない可能性ありまして

森の技術レベルが低すぎてダメかもしれない危惧あります。

 

その意識を鍛えるのに石井コーチは実績あるように感じています。

故に実績組の再生、進化に定評あるという評価です。

一方で

技術を鍛えるという面で実績上今一な感じなんですよね。

原石を鍛える事に関して評価芳しくないです。

意識あれども技術がないと表現できません。

 

なかなかソトのように上手く行かないです。

 

ソトの再生や、技術があって意識高い野球が出来る素養があった佐野らに石井コーチ効果がある、あった可能性は高いですが

 

問題は意識高くても実力が伴わない選手達で。

さてどうしたもんだか・・・

 

蛯名の指導をみる範囲で技術が伴わない選手には昨年ほど無理させていません。

桑原も途中から積極打法に切り替わりました。

昨年ほど意固地ではないと感じるのですが 

この辺が今の横浜の課題には感じています。(チームも認識している

 

進塁打などはサブウェポン(助攻)に属し、このサブウェポンがある事で戦術幅が広がりますがメインウェポン(主攻)の打撃力が低下する傾向ありまして

 

難しい課題にはなっています。

 

強打の打者の多くが最低限打つのが上手く振る力のない選手は最低限打てませんが

ヤクルトの畠山など最低限打つのが上手く2015年に打点王を獲得しています。

 

打てない打者は四球での出塁も難しいですが最低限も難しいです。

 

軽打の打者には相手が最低限だけ警戒する配球をし技術が無いと文字通り何も出来きません。

これが強打の打者だと長打を警戒する必要もある事で最低限だけ警戒する配球にできません。

 

技術ない打者ほど技術がない事で4番打者のような打撃を強いられますが

この辺は仕方ないのかな。

石井コーチも理解しているので去年ほど森を二番で起用していませんが

 

去年の横浜と違う部分です。

 

あのレベルの森を去年は17試合で2番起用しましたが

今期は4試合のみ。

去年よりは得点効率よくなった理由でしょうか?

 

より適性がない(求める野球を今は出来ない)知野二番を今期みませんが

aaakkkaaa.hatenablog.com

 

起用面、指導で改善見える横浜です。

 

2番で森が打てるようになると、その走力から理想的ですが

知野同様、オフに期待しています。

因みに去年もでしたが森に関して今期も来期につながる助走のようなモノを感じないので不安を覚えています。

課題多すぎて飽和してるのかな・・・

 

 

 

 

危うい部分も内在しつつ、その意図について雑感  8/24雑感

news.yahoo.co.jp

 

いろいろ突っ込み処がありますが

この手の結果論で語る礼さん記事は好きではないです。

 

なぜ?と記事で表題で表明するならもう少し深堀りして欲しいです。

 

まず、ワンアウト1塁でツーアウトにしてまで2塁に送ると言う行為自体が成功率低いです。

あまり見ないですよね。

そこにフォーカスしないで冴えた采配と評すると記事ネタ的に勿体ないです。

 

高校野球ではあるかもですがプロでは少なくなりました。

0対0で7回。

主力打者ソトに変えて代走を出す。

 

延長戦も視野に入れ始めた投手戦でツーアウトにしてまでランナー二塁に送り主力野手を下げる。

リスクある采配です。

これが昨夜は上手く行ったわけですが

これを采配論にして良いのか疑問です。

どちらかと言うと成功率低いリスクある差配を成功させたところに勢い、凄みがあるわけで

実際、凄いのです統計が教えてくれるようにかなり薄い成功率です。

 

表層だけみると勘働きのような話になります。

この勘が冴えているように感じるのは結果が出ている事でわかりますが

勘は勘であって上手く行かない場合もあります。

成功率低い故に定石ではないです。

 

裏を返すと、これが原因で負ける場合もあるわけで・・・

 

個人的には上手く行っても、行かなくてもこれが野球で良い部分もありますが(仕掛ける理由がある)

あまり見ない勝負手です。

 

好投する先発投手交代も睨んだ

0対0で切る手段としては非常に勝気な采配に属します。

因みに前半戦ならコラってしていた采配かな。

しかし後述しますが今は必然性あります。

それがマッチして選手も応える。

勢い。

う~ん凄い。

 

三浦監督を評し闘争心の強い厳しい差配をすると言う事ありますが勝気な采配多いです。

そして昨年も含めて大変、選手に厳しい。

だからピリッとするのですが優しい監督じゃないですよ。

故星野氏よりの監督さんと三浦監督を昨年記事で何度か評しています。

 

バント失敗を念頭に主力野手(ソト)を二塁に送ってから代走を出すような差配も多い中で

初手、神里代走。

攻撃的な差配です。

そして柴田が初球にバント。

神里の盗塁も待ちませんでした。

盗塁を念頭に入れさせることで揺さぶりかけても良い場面ですがしませんでした。

 

 

もうこの時点で三浦監督は仕掛けているわけです。

下位打線に向かう場面、ワンアウトで代走。

盗塁も仕掛けず(揺さぶりもしないで)、さっさツーアウトにしてまで送る。

これが機能しないケースが多いのは統計が教えてくれますが

 

リスクを負って仕掛けてます。

 

序で代打として横浜が切りうる最も良い野手。

伊藤を送ります。

ツーアウト、一点勝負ですから当然のように歩かせますよね。

記事では矢野の監督の敬遠策を批判気味に書いている感じですが

 

一点差勝負です。

そして件の記事の著者は代打を左の伊藤に対して右の嶺井か蛯名と読んだと書きますが

それこそ底が浅いと言うか

 

嶺井は三人目の捕手です。

この局面では切れません。そんな差配見た事ないです。

蛯名は左を以前ほどではないですが苦手にしています。

そして左腕伊藤は右を苦にしていない。

 

他の野手の成績は・・・ずらっと並ぶ打率.200を切る状況。

関根一択でしょうか?

ソトに代走を送り柴田に初球バントさせた時点でみえてる局面。

 

関根打てです。

 

関根は左に強い左打者。

関連記事

aaakkkaaa.hatenablog.com

 

最近、いろいろあって左腕を苦にしない左打者多いですが

その理由は左腕の投げる外の攻防に対して左中間に流せるからです。

それが出来るから関根は一軍に残っています。

出来ないと今は一軍残れません。

強い打撃が必ずしも得意ではない左打者の標準装備になっています。

右投手相手では一方的に押されて(直球に弱い)打てませんが左相手なら打てる。

セの左腕は右投手ほどパワーp少ないですが阪神伊藤はご承知の通り技巧派左腕です。

 

記事の著者は矢野監督に代打関根は頭になかった場面と評していますが

矢野監督も三浦監督も、お互いに頭にあった場面でしょうか?

 

そしてランナー1,2塁にする事で流し方向の打球を封殺する。

左中間をしめ右中間が空く守備になり球種も直球系になる、なってしまう。

味付けで変化球あっても直球系がメインになる。

 

さて、そこで関根はどうしましょう?

なんですが

意表を突いた初球プッシュバント。

関根でアウトにするというより1,2塁走者をアウトにする事を念頭においた守備陣形でしたから二塁は後ろ気味に位置していたのは当然で

 

伊藤の直球は早いとは言えない。

遅いから引っ張るだろう。

そして関根はゴロが多く長打(長打率.292)が少ない。

左中間に寄せた守備で二塁は後ろに構えるとは思いますが。

右方向にゴロ打たれても一塁走者を二塁でアウトにする布陣です。

 

最悪、内野抜かれても外野で本塁で勝負できるような陣形を強いており

定石とも言える形で対応した阪神さんでした。

この場面相手が最も嫌がるのは外野を抜かれる事でしたが

 

その初球を関根はバントを仕掛けて成功させています。

相手と自分の特徴を理解し相手が何を意識、投げるか予測し待っていたわけです。

先の先。

先の記事でも書きましたが

相手を意識し先の先で仕掛けたわけです。

 

記事の著者は

「つなぐ」「粘る」と評していますが

 

関根も初球から仕掛けていますからね。

バントです。

これを【粘る】と評して良いのかわかりません。

決められる状況と考えてなかった点に関根の成長を覚えます。

相手も決められることを警戒していましたからね

出来る事をやる。

これがつなぐにもなっていますが桑が決めに行って本塁打打ってるので

違和感を覚えると言いますか

 

失敗しても褒めたい場面でしょうか?

これ結構、プレッシャーある場面でして主要打者、好投していた先発投手を下げて初球でプッシュバントです。

失敗していたら批判轟々だったとは思います。

昨年の四球アリ気(ねばりの野球)の打撃から随分変わったモノです。

 

三浦監督のリスクある采配に関根のリスクあるチャレンジ。

記事にもある通りベンチの指示は打てだったそうです。

次打者桑原は伊藤にあってなくベンチは関根に試合を決めてと考えていたと思いますが

相手を知り、己を知ったチャレンジでした。

 

この辺の駆け引きで思い出すのがヤクルトや巨人戦。

ヤクルト戦、ワンアウト満塁の場面、関根は強く進塁を意識し過ぎ初球変化球を引っかけて併殺打ってましたが

右中間にゴロを転がしたい。

それを避けるにはストレート系。

直球に弱いので前にポイント置く右に引っ張りたいから猶更。

そこに投じられる変化球。引っかけて終わり。

この手のやりとりを関根に限らず何度みたかですが・・・

(因みに横浜の捕手陣がこれ得意です。)

 

そりゃ強いわけです。

 

最近、相手の意図を読んで仕掛けてくる場合があり目を細めています。

主に選手がですが

この部分にベンチは介在し難いです。

臨機応変に応対しているように感じます。

 

石井コーチの指導効果って、そこかも?っと考えています。

 

ねばならないでやり過ぎると相手の術中に嵌り易いです。

昨年が特に酷く相手を見ない野球になったことでヤクルトさんらに弄ばれていましたが

 

その打破に徐々に自由裁量を与えてましてケースbyケースで仕掛けるようになってきます。

ツーアウトになったことで進塁打を意識しなくても良かった。

良かった故に相手バッテリーも打者は決め(打ち)に来ると思って、そんな配球をした。

横浜ベンチも決めに行く代打だった。

そして関根が普段苦手にしている押し気味の配球を阪神バッテリーは選択したのですが

 

関根は、そう思わなかった。

ここですかね。

 

最後は満塁で四球でも一点の場面。

満塁というのがあやで阪神バッテリーもカウント悪くしたくない中

 

ねばりの欠片もない上につなぎもなく

二球目の甘いファーストストライク(失投)を桑原が打ち(引っ張り)に行ってホームラン。

凡打なら批判されそうな場面ですが試合を決めるホームランを打っています。

この辺、三浦横浜らしくないので阪神さんも戸惑っているかもですが

ベースをラミレス時代に置きつつケースbyケースで一点を奪う野球で勝負を決めてます。

相手に弄ばれた以前と違い相手も的を絞り難い状況です。

 

この桑原も前半戦はねばりを意識するあまり打てませんでしたが

aaakkkaaa.hatenablog.com

 

この辺なんですよね。

最近、横浜がベース戦力良くなっている理由です。

関根も前半戦は逆方向にしか打球飛んでませんでしたが最近引っ張れてまして。

これは柴田にも言えますが

 

そんなわけで勝ちましたが

これを差配能力差と言って良いのかわかりません。

ましてや

ねばりなどと、アヤフヤフレーズで誤魔化して欲しくないです。

そもそも粘っていません。

横浜の四球増えていません。

 

チームとしては粘っていますが上手く行かないと淡白に映る打撃です。

そんな打撃が多くなるに従いホームランも出始めていますが

 

三浦横浜を語る媒体の力が弱く残念に感じています。

個人的には

監督が仕掛けているなかで濱口がベンチで手袋投げ捨てるのに苦笑しましたが

ソト下げた時点で濱口にまで回ったら代打だされるのは自然の流れです。

伊藤は歩かされる前提の作戦ですから濱口には代打が確定的なわけで

 

そういう所だぞ。濱口。

闘争心強いのは良いのですが回りも見てます。

チームが仕掛けている中察してください。

差配が上手く行かなかったらどう反応して良いのか・・・

敗戦原因になるリスクある差配を監督がしている以上、それに対応して欲しいです。

気持ちはわかりますよ、伊藤と投げ合いたかったわけですので。

 

 

さて、長々書きましたがメインの三浦監督の采配についてです。

まず、あの展開でソトを下げるのはあまり良い手とは言えません。

ましてツーアウトにしてまで二塁に送るなどリスクがあり過ぎて。。。もろ手を挙げて肯定的に捉える事など私には出来ないです。

 

じゃーなんで仕掛けたの?ですが

ここがポイントです。

今回に限るとリスクを負って仕掛けたい理由が三浦監督にあったとみています。

 

そもそも濱口は本人も続投したがったように球数少なく続投をさせても良かったわけです。

好投していた濱口に回る可能性が高い代打前提の差配をする時点で?なんですが

 

ここが今の三浦横浜のポイントです。

延長戦を視野に差配が出来なかった。

 

本来なら僅差ですので伊勢が準備していたかもですが

7回裏、入江が登板しています。

これも元々、準備していたと思いますが負けるにしても伊勢、エスコバーらを使わない形で試合終えたい。

同点なら7回入江、8回平田だったとは思いますが以前はここに負けていても伊勢、エスコバーでしたので

随分、差配も変わりました。(点入ったので8回にエスコバーになっています)

 

9回までに白黒つける勝ち方が今の横浜は必要だからだったからと考えています。

極力温存したい。

負けるなら早め

追いかけている以上、耐える采配(延長戦自体避けたい)を選択できません。

9月の大連戦も控えています。

 

勘働きが理由というより仕掛ける必然性が横浜側にあった感じです。

冴える采配(勘働き)と言うより冴えるマネージメントと私個人は評したいです。

 

裏を返せば焦りにも通じますが残り試合とゲーム差を考えると妥当な判断でしょうか?

 

もう行くしかなく、えいやっなわけですが

これが上手く行く事で勢いに乗ってる横浜です。

 

危うい部分も内在しつつ、仕掛ける必然性が追いかける横浜にはあり勝ち方も消耗しない形でしたい。

週末にはヤクルト戦控えていますし、そういう差配かな。

リスク内在しつつ仕掛けている横浜です。

冴えと言うよりする必要性がある。

必然性のようなモノを覚えつつ、この差配で勝ちきる。

凄い。

 

前哨戦で、この状態です。

週末のヤクルト三連戦はさぞかし濃密な戦いになるかと

これまで駆け引きであまりいいイメージないですが今の選手、監督なら高津監督といい勝負できるかもです。

 

捕手三人制を活かしつつ、何らか対策練ってるハズですから注目は村上封じですかね。

 

村上個人にフォーカスするのか、回り攻略に軸足を置くことで村上を孤立化し点にするか・・・

それを意識して高津監督、村上の孤立化を避ける為に打順を動かし始めていますが

 

この試合だけというより先々を感じるつばぜり合いを始めている感じです。

 

因みに前掛り気味になっているので

ちょっと間違うと大型連敗の原因にもなりかねません。

 

負ける原因になる危うい采配をラミレス同様し始めており

結果でないと三浦監督批判が出るかもですが

 

試合数が多かった前半戦と違い、試合数40試合を切り優勝が視野に入った今は行くしかなくリスクを負って勝負する必然性が横浜にあります。

 

後は

上手く行っても行かなくても

これが野球でしょうか?

 

先の記事のコメント返し後日します。

不満を覚える記事をみてつい。

 

三浦監督の良さに関してはシーズンオフに回したいです。

ここに着目している解説者は真中さんぐらいかもですが・・・

 

他の方々はつなぎやら、ねばりなどと評しそうでいやはや。

 

おまけ 現在のチームMVP(個人ではない?)は捕手陣かな?

aaakkkaaa.hatenablog.com

のおまけですが

大型連戦やタフな起用が響いて失速する懸念ありますが今期、横浜がしぶとく最後まで行くかもっと期待している理由に捕手陣があります。

心技体で言うと今の捕手陣はベスト(ピーク?)かもです。

伊藤(33歳)、戸柱(32歳)、嶺井(31歳)。

捕手として最も力を出せそうな年齢に差し掛かっています。

 

編成が昨年のドラフトで捕手を補強ポイントと置いてないと明言していた通り(数年後を意識すると今期ドラフトでは補強ポイントになりそう?

 

伊藤、嶺井、戸柱の3捕手陣は横浜の強みになっていると私個人は評価しています。

感覚的には捕手陣でCSを勝ちきった2017年に近いように感触です。

そして充実度は、あの時以上でしょうか?

あの時は捕手陣と言うよりラミレスと光山コーチらのインテリジェンスの影響を強く覚えたのですが

今期は捕手陣です。

 

個人としては物足りないかもですがデータ野球全盛故に3捕手が活きてくるものと期待しています。

今までの集大成を今こそ発揮して欲しい。

強く、強く期待しています。

結果、私の期待に反するかもですが

他チームとの比較で一番ストロングポイントになりそうなのが捕手陣と考えています。

 

野村ID時代とは見ているモノ、量が違う故に個人に依存するのが難しくなっています。

昔は3連戦を意識すると正捕手固定した方が良いなどと言われていましたが

今の野球では捕手負荷が大きすぎでしょうか?

いい例が横浜の投手防御率で運営方法次第で数字が上下しています。

横浜の数字悪いのは個人に依存し過ぎている時で散々懸念を表明していましたが谷繁が先発マスク被っていた時代とは違うんですよね。

谷繁がマスクを被っていたのは2015年までしたが

日進月歩で野球が変化しています。

あれからもう7年も経っているんですね。

そりゃ野球も変わります。

やってる野球は同じですが見ているモノが変わりました。

 

それ故に

ワイガヤの集大成を期待しています。

 

捕手以外にも、いろいろ運用面替えていますが

現時点ではこれが一番大きかったかもです。

昨年も五輪休み明け捕手三人制になって大きくチーム防御率改善しており実績ある体制でしょうか?

 

前半戦、戸柱への厳しい批判多かったですが

経験不足だった昔との比較で標準程度の差配できる捕手です。

だから三浦監督も戸柱抜擢しています。

 

経験不足だった時代と違い戸柱への配球雑感をここ数年、批判気味に書いてません。

最後に戸柱の配球に関しネガティブに書いたのは何時でしょうか?

 

横浜の3人は先発マスクを被るに値する捕手さんです。

細かくみるといろいろあるんですが今期はチーム方針縛りの影響も覚えてまして

捕手起因にし辛いんですよね。

その辺今期の過去記事で書いて通りです。

そうはいっても批判されちゃうかもですが見守って欲しいかな。

 

今は正捕手的な起用するとデータ野球もあり対応がキツイです。

AIなどで配球傾向読まれ易く常に自分の配球傾向を意識する必要があります。

そこから見えた先の先。

相手の手練手管を意識する必要がありますが

 

これが全試合出ていると難しいです。

ここで今期の横浜は他チームとの比較でプラス記録しているかも。する可能性があると期待しています。

細かな差配は除きますが期待値としてほぼラミレス時代に戻った感触でしょうか?

捕手の経験値含めると、その上期待しています。

 

 

2022.08.20戦力短観 横浜の立ち位置について

現在首位と5ゲーム差。

中止試合があまりに多く一般的な射程範囲とは違う可能性が高いですが残り試合数を考慮すると優勝が射程範囲に入りつつあります。

 

昨年オフ、開幕前明言していた通り22年はDeNA史上過去一でチャンスと書いてました。

既存戦力で抜けていた横浜です。

aaakkkaaa.hatenablog.com

最終的には優勝をどの程度目指していたのか?がヤクルトと横浜を分ける理由になる気もしますが

 

リスクを覚悟(中長期的な視野が強いドラフトが象徴的)で今期にかけていればとは正直思います。

参考記事

aaakkkaaa.hatenablog.com

予期してはいましたが

昨年のドラフトで指名した選手は現時点では戦力にはなっているとは言えません。

気持ち愚痴ってはいましたが

一人でもいるとまるで違う局面だった故に口惜しさがあります。

チームの目線が3年後ぐらいにあり石井コーチの言っていた後2,3年待って欲しいにも符合します

中長期的な視点の強いドラフトをしていたのも理由があり既存戦力(主力選手の年齢分布)で今期がピークである可能性もあって編成方針を強く批判できないのですが

 

大チャンスと思っていたので即戦力に振り切って欲しかったはあります。

 

それでも、もしかして?があり

それが影響して私の心の揺れがあまりに大きすぎて更新を控えてました。

控えてましたが今期オフの総括につなげる忘備録的に現時点の戦力短観について記事を

 

 

このままヤクルトさんとマッチレースになるか、ならないかの分岐点に感じてはいます。

 

 

詳細はオフの総括記事に回す予定ですが

横浜のポイントは

aaakkkaaa.hatenablog.com

引用

横浜は強いです。

その強さを垣間見られる瞬間あると思います。

DeNAになって一番強い、過去最高のチーム評価です。

 

この強いが一時的なモノなのか継続するのかがポイントでしょうか?

9月に息切れするかも?と当時危惧していましたが

中継ぎ運用面含めて同じチームとは思えない運用になっておりシーズン途中でいろいろ変えて来ています。

当時の想定と違い息切れしないかもですが前半戦の無理使いが祟ってやっぱりもあり

特に影響強いのが故障させた三嶋、タナケンら。

優勝して欲しいのですが総てがカチっと嵌ったとも言えず う~んがあります。

尚、来期より強くなるか?は流動的です。

既存主力選手の年齢分布今期ピークな可能性あり何とも言えない部分あります。

 

痛いのは山本(今期に関しては昨年のドラフトで捕手が補強ポイントでないと編成明言していた通りですが編成的にそろそろキツくドラフトで捕手指名する必要がありそう)と森の伸び悩み。

森に関しては打撃が危惧通り現時点で一軍レベルでなく本当は二軍なんですが

昨年帯同させてしまったツケを払ってるかもしれないです。

無理に一軍で起用しても伸びないと良く記事で書いてますが

我慢の起用は無意味になり易く、打席に立たせないといけない時期に一軍に居る事が来期以降にどのような影響を与えるか懸念ありますが

 

一方で現時点で実力不足な彼らを昨季と違い必ずしも先発メンバーとして起用してなく差配の違いを覚えます。

2番知野に象徴されていた、したい野球から脱却している横浜です。

 

最近、先発に抜擢されている柴田で記事書いても良いのですが

チーム方針も含め現実よりにシフトしてきているとは書いてましたが野手起用が昨年比大きく改善しています。

指導に関しては現時点で大きな成果はソト以外確認できていませんが石井コーチ効果を覚えてます。

抜擢が割合理に適っていると言うか

昨年と比較でしたいで野球してない横浜です。

 

 

 

チーム四球数はリーグ5位の235、6位の中日さんの230とも大差なく

盗塁も35とリーグ5位(最下位は今期戦い方を改めた広島さんの21)。

早打ち気味なので三振数はリーグで最も少ない670

圧倒的に少ないです。ヤクルトさんが記録している808三振より遥かに少ない。

 

ヤクルト目指して野球をすると明言していた横浜ですが数字をみる範囲ではそうなってなく

総じて現実的な差配をし始めています。

ベースはラミレス時代に戻しておりポイント、ポイントでやりたい野球をしている感じでしょうか?

 

 

ファンはポイント、ポイントの差配を注目しますので番長野球と評すると思いますが

折衷案(現実的な差配)になっていますかね。

このバランスが上手く嵌っているので戦力の割に現在勝っているのでは?ないかと分析しています。

 

さて

以下、ざらっと数字を

チームOPS

1,ヤクルト .726

2,巨人 .702

3,横浜 .681

4,広島 .665

5,中日 .644

6,阪神 .632

 

チーム被OPS

1,阪神 .608

2,中日 .651

3,横浜 .675

4,広島 .699

5,ヤクルト .720

6,巨人 .721

 

総合 チームOPS-チーム被OPS

1,阪神 +0.024

2,横浜 +0.006 期待勝率0.510 現在0.535 乖離+0.25 

3,ヤクルト +0.006 期待勝率0.510  現在0.579  乖離+0.69

4,中日 -0.007

5,巨人 -0.019

6,広島 -0.034

 

横浜が上位に来ているのはチーム戦力が上がっているのもありますが

それ以上に運用面が大きく改善してまして相関係数0.9ある式で計算しますと

Y=1.376 x(チームOPS-チーム被OPS)+0.501

 

横浜は乖離+0.25を記録しており103試合計算で+2.6勝、戦力以上の勝ちを記録しています。

昨年、運用プラスなら独走?と書いてましたが

独走にならないのは期待していたオースティンが肘の故障で守備付けない。

三嶋、タナケンらが故障、他いろいろ(戦力で今永に次ぐ想定だった東の復帰が遅れている)で想定を下回る戦力だからなんですが

それでも元々の既存戦力で相対的に抜けていた横浜故にリーグ2位の戦力があります。

横浜が一番故障、コロナの影響を受けていると思うのですが

そんなわけです。

 

ヤクルトは現時点でも戦力以上に勝っていますが

元々、あんなに勝つような戦力でなく戦力通りに収斂して来ている部分あるかもです。

ギリギリの運用していた投手力が現時点では破綻を来しています。

高津監督凄いでしたが

数字分析していると監督で関われるのは大きくて±5%程度がMAXです。

現時点でも+5%記録しており優秀と評して良いですが前半戦はもっとで・・・。

何処まで頑張れるかは横浜、ヤクルトともに注目点です。

 

現在、阪神さんがリーグトップの額面戦力を保持していますがバランスが悪いです。

打撃面(監督というより編成上の問題です)が修正できないと厳しく、投打のバランスでみると横浜が良い感じです。

 

接戦制している理由かな

 

打者有利なホーム横浜をみると投手が本当に頑張っています。

warで分析すると投手力で勝ってるチームと評されますがチーム得点力と相関強いチームOPSでみるとリーグ3位の得点能力がありバランス良いです。

 

この辺も数字(チーム成績の割に失点し過ぎた、得点奪えなかった)が大きく改善しており

aaakkkaaa.hatenablog.com

運用面では別モノのチームになっています。

 

トータル得失点差マイナスで勝率.500以上。

そこを評価すると別のチーム像がみえてきますが

実際はチーム戦力にそぐわない失点に得点を記録していた横浜でした。

昨年と同様濡れ雑巾だったチームが普通のチームへ、そして、そのさらに上になっています。

現時点の数字でみるとラミレスに比肩する運用力です。

 

以上を踏まえて

残り試合と戦力、ゲーム差的に優勝争いはヤクルト、横浜に絞られたとみています。

横浜とヤクルトの戦力が現時点で同格。

開幕前想定と横浜の故障具合をみると、まぁそんなもんですかね。

 

後はヤクルトさんが戦力の割に前半戦勝っていた(横浜は、その逆)分がどう?作用するか

現時点でも戦力以上の勝ち星(記事でも書いてましたが勝ちすぎ)をあげてるヤクルトさん。

試行錯誤の過誤で収斂してもおかしくないですが

 

無駄なく勝過ぎると伸びしろないんですよね。

昨年の横浜を評し過去10年で最悪の濡れ雑巾と評しヤクルトを絞り切ったモノと評してましたが

どうなんでしょう?

19年、20年と連続で最下位だったヤクルトさんです。

そこには理由があり運用面の妙で勝つのも限界あります。

 

尚、昨年に引き続き戦力的には混戦です。

aaakkkaaa.hatenablog.com

過去、10年でみたリーグ最高戦力における最小は昨年阪神さんが記録していたチームOPSと被OPSの差分で+0.028。

22年現在、リーグトップの阪神さんが記録している数字は+0.024。

 

リーグトップを走るヤクルトさんが+0.006 

記事でも再三書いてる通り混戦なんですよね。

大チャンスです。

 

なので

aaakkkaaa.hatenablog.com

っと首位とゲーム差10以上離れていた時期に書いてましたが

先の記事で書いている通り今期混戦です。

上記情勢下で戦力の+要因が大きいのは横浜。

どこまで強くなるか注目しています。

2019年より可能性あるかな。

 

昨年来記事で書いている通り本当にチャンス。

これモノにして欲しいですが残り試合40で5ゲーム。

現実的な数字にも感じますがタフな差配が必要です。

優勝出来きて当然ではないです。

ただ口惜しいのが実は交流戦前に今ぐらいの強さを発揮すると想定してまして・・・

 

当時の記事を読んで貰えればわかるとお思いますがいろいろ愚痴っています。

 

この遅れを覆せるか?は注目点です。

対応遅れましたが広島戦前半戦感じた相手をみない野球(したい野球優先)から相手をみた野球に代わってまして駆け引きなり始めています。

徐々にアジャストし始めていたのは対広島戦成績の数字推移みていればわかります。

元々データ野球は横浜が強いですから。

そりゃまぁはあります。

 

過去一の大チャンス。

頑張れ横浜です。

 

運用面の改善がチームの財産として残ると思います。

優勝逃すと口惜しさが募りやや不満が残りますがしたい野球を目指し過ぎていて懸念していた頃と違いチーム的には良かったでしょうか?

安心した面あります。

 

 

横浜は前へ未来に進みそうです。

 

 

この背景を考えると三浦監督を評し名将になるかもっと書いていた理由に通じるかもですがシーズン終わったら再度書きます。

後は既存戦力のピークが昨季書いていた通り今期と感じてまして(故に編成が中長期的な視点で編成していた

やっぱり今期優勝して欲しいな。

依然ヤクルトさんかなり有利(ヤクルトさん80%)で厳しい読みですが頑張れ、頑張れ。